鶴瀬腎クリニック

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透析について透析について

腎臓は異常が自覚しにくい臓器です

腎臓は、常に身体の中のバランスを整えるべく、排出すべきものが含まれた体液、尿を作っています。この腎臓の働きが不十分な状態を腎不全と呼び、症状が悪化すると尿に出すべき毒素が身体に蔓延する尿毒症に罹ります。

ところが、腎臓は生きていく上でとても大事な臓器であるため、充分な余裕を持った構造に作られています。そのため、腎臓病の早期発見には健康診断の検尿が欠かせないのです。

検尿で腎臓の異常の早期発見へ

検尿では、血液が尿に混じったものが「尿潜血」、身体の栄養となるべき蛋白質やブドウ糖が尿に漏れ出てしまったものが「尿糖」や「尿蛋白」として検出されます。腎臓の病気に限らず、糖尿病や膠原病などの全身性の病気の発見につながることもあります。

人工透析が充実した生活を支えます

腎不全となってしまっても、我が国には人工透析の医療サービスが完備しており、多くの患者様が透析を受けられています。我が国の腎不全に関する医療は世界的に見ても高い技術を誇っており、患者様の予後は他国に比べて良い結果となっています。

それだけでなく週3回血液透析に通ったり、毎日自分で腹膜透析をしたりしながらも社会で活躍されている患者様は沢山いらっしゃいます。食事制限は生じますが、透析を始めても以前と同じ社会生活を送ることは不可能ではありません。これからの充実した生活を当院での治療から考えてみませんか?

ニーズに合った透析を

当院では血液透析と腹膜透析、在宅で血液透析を行う在宅透析に対応しております。それぞれ、利点と注意点などが異なった透析方法ですので、ライフスタイルに合わせた治療をご提案いたしますので、ご安心して受診ください。

透析液清浄化

透析液清浄化について

人工透析を施行する事は、血液透析器(ダイアライザー)内に血液と透析液が流れる事により、血液中に蓄積した有害物質を除去したり、透析液中から足りない物質を補給し、体液のバランスを保つ働きがあります。

そのため、透析液中に細菌が死滅した際に放出される毒素(エンドトキシン)が混入していた場合には、一緒に体内にとりこまれ蓄積されていきます。そうすると、 患者様の体内で慢性炎症を引き起こし、動脈硬化、しびれ、発熱、栄養不良等の長期合併症につながる可能性があります。

透析液の「きれいさ」は、安全で質の高い透析にとても重要な事です。従って、透析液中のエンドトキシン濃度はできる限り低値に抑えたり、エンドトキシンのもとになる細菌の繁殖も防ぐ必要があります。これを「透析液清浄化」と言います。

透析液清浄化への取り組み

平成22年4月、厚生労働省より「透析液の水質管理」について基準が設けられました。当施設は、透析液の状態を点検するために、定期的に透析液中の生菌数検査とエンドトキシン値測定を行い、日本臨床工学技士会が定める透析液清浄化ガイドラインや日本透析医学会が定める水質基準よりも、さらに厳しい基準で水質管理を行っています。

当施設は平成24年1月に、最上流の水処理装置・溶解装置から供給装置・末端の配管に至るまで汚染源が全くないシステム設計のもとで造設工事を施行し、 きれいな透析液を作製して供給するための設備を整える事ができました。また、透析液製造工程中に多段階にエンドトキシン除去フィルターを設置させ、各エリアに適した洗浄消毒システムを構築できた事でよりきれいな水質を保証しています。

現在、当施設では、透析液のエンドトキシン濃度を測定感度以下に維持出来ており、細菌も検出されていません。私達は、患者様の安心な透析医療のために、万全な管理のもと「高品質の超純化(ウルトラピュア)な透析液」を提供している事をご報告します。

透析液清浄化による患者様への効果

清浄化されたウルトラピュアな透析液を使用した透析では、貧血改善や食欲増加、患者様の元気が出る効果があります。さらに、長期の透析に伴う痒みやイライラ感の合併症を防いだり、やわらげる効果も期待できます。

私達は、当施設で透析をお受けになる患者様が、快適な透析生活をお送りいただける事を第一に考えて、今後もより一層、透析液清浄化に積極的に取り組んでまいります。

PD+HD療法について

PD+HD療法とは?

PDは在宅治療であるためHDと比較して生活の自由度が高いのが特徴です。残腎機能を保持することに優れている半面、長期継続は腹膜劣化や腹膜機能の亢進により満足のいく透析が出来なくなってきてしまいます。そこでPDでは不足する不要物質や水分の除去を、定期的にHDを行う ことで補っていく必要があります。


体内の浄化空間の変化

それを補うため、腹空内へ一日に注入する量を増やしたり、透析液のブドウ糖濃度を上げたりします。
しかし次第に・・・・・・・・・・・

  • 長期間で高濃度のブドウ糖透析液を使用するとブドウ糖の透過が亢進し、うまく除水できなくなってきます。
  • 交換回数を増やしPDでの除去効率があがる一方、PDに頼ってしまうことで残腎機能の低下を速めてしまう可能性があります。


透過亢進とは??

透析液に添加されたブドウ糖が浸透圧較差を作り出し、除水されます。しかし、ブドウ糖自体が腹膜を透過するため、血漿中への移行に伴い、浸透圧差がなくなることから、時間と共に水分の移行が減少していきます。さらに劣化した腹膜は細孔が粗く大きくなってしまうため、さらに透過速度を速めてしまい除水が出来なくなります。



PDは残腎機能に大きく左右される腎代替療法であるため半永久的に行うことはできません。
また長期で無理にPDを継続させることで、腹膜炎や腹膜硬化症(EPS)、心不全など様々な合併症が起きる可能性があります。


  • 定期的に(1回/1~2週)HDを行うことでPD単独で は除去しきれなかった不要物質を積極的に取り除けるため、体内への蓄積が避けられます。
  • 交換回数を増やしPDでの除去効率があがる一方、PDに頼ってしまうことで残腎機能の低下を速めてしまう可能性があります。
  • またHDを行っている間に腹膜を休息させることができるため、腹膜機能の回復を図りさらに長期でのPD継続が期待できます。

アミロイドとは??

アミロイドに関する物質の代表としてβ2-MGという蛋白物質があげられます。Β2-MGは全身の有核細胞に広く分布し、免疫応答に重要な役割を果たしています。一日に150~250mg/L程度血清中に放出されていますがいったん腎臓にある糸球体で濾過、尿細管で99%が再吸収され、アミノ酸等になります。

血液中の濃度の基本は20mg/L以下と言われていますが、腎臓の糸球体に障害を生じると血中のβ2-MG濃度が上昇してきます。そのままの状態が長く続くと、β2-MGはやがて骨や関節などに沈着し、 アミロイドという物質に変化してしまいます。アミロイド物質は神経等を圧迫し、その結果、痛みや麻痺(手根管症候群)などの症状が現れます。

アミロイド物質は水や酸・アルカリにも溶けず、手術をしても取り除くことが困難であり、一度沈着した場所には再度沈着しやすい傾向にあります。よって、血液中のβ2―MGの上昇をいかに抑えるかが重要となってきます。

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